2013年4月19日金曜日

Sram 22 スラムが油圧式ロードブレーキをラインナップ、ロード新時代の油圧キャリパーブレーキと油圧ディスクブレーキは普及するか?独自路線を突き進むコンポーネントメーカーはやっぱり面白い

SRAM(スラム)が2013年度のラインナップを公表した、。上位機種のRED(レッド)とForce(フォース)はリアが11段化され、前と合わせて22段変速となりそれぞれRED22、Force 22となった。しかし今までの10速のREDとForceも引き続きラインナップされる。
ロードコンポの進化が止まらない
何よりも大きく変わったのがSRAM RED に油圧キャリパーブレーキ、油圧ディスクブレーキが加わり、それに合わせた油圧ブレーキ用ブレーキ/シフターレバーも用意されたことだろう。ライバルであるシマノやカンパニョーロが電動コンポーネントを積極的に開発、販売する中、電動を開発はすれどラインナップに加えて来なかったSRAMが、ライバルたちに先駆けて油圧ブレーキシステムをラインナップに加えてきた。これら油圧式ブレーキは10速用にももちろん対応している。そして当然のことながら従来の軽量なワイヤー式ブレーキも用意されており、単純に選択肢の幅が広がった形だ。

大きくプロチームでの使用率が減ったが、それでも最強集団オメガファルマ・クイックステップと王者コンタドール擁するサクソ・ティンコフ、怪童サガン擁するキャノンデールが使用する完成度が高いコンポーネント、電動でなくとも遜色なく勝負し勝利できることからしても、電動化の追随よりも、長年に渡り大きな進化がなかったブレーキにその開発の重点を置いてきた形だ。変速機などの駆動系も重要だが、高速で巡航するロードレーサーにおいて勝負の分かれ目となりうるのがバイクコントロールだ。そしてそのバイクコントロールに必要不可欠なものこそがブレーキなのだ。

ライバルメーカーも当然のことながら油圧ブレーキの開発は進めている。しかしながらマウンテンバイクなどでお馴染みのブレーキ専門メーカーのAvid(アヴィッド)を傘下に持つSRAMに一日の長があったようだ。

マウンテンバイクでも1x11を出してくるなど、ライバルメーカーとはかなり違った切り口で勝負してくるSRAM、王道でありながら王道ではない道を選ぶあたりが個性的であり、曲者であり、ユーザの心をつかむのだろう。

今現在3強が占めるコンポーネント市場、ミクロシフトがその牙城に挑んではいるが、そのハード、ルは想像以上に高い。そしてまだ詳細は公表はできないのだが、3強に挑む総合コンポーネントメーカー誕生が年内にも予定されており、コンポーネントバトルからはちょっと目が離せない一年になりそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿